冬亭夢裏の閑居宮

世界征服の道、いまだ半ば

CS-R8000 14-30t 改造スプロケット

CS-R8000 14-28tのロー側ギア3枚を11-30tのロー側ギア3枚と交換し、14-30t構成(14-15-16-17-18-19-20-21-24-27-30)のスプロケットに改造しました。あわせてCORRATEC R.T.CARBONのコンポを6800アルテグラ(11S)に組み換えしました。

CORRATEC R.T.CARBON(2008)

練習やレースは52-36t×12-25t(6800/11s)のANCHOR RS9で走っています。これとは別に50-34t×12-27t(5700/10s)のCORRATEC R.T.CARBONがあり、こちらは主にサイクリング用として使っていましたが、ANCHORと通勤用のTNi 7005mk2の2台が11sなのに、こいつだけ10sでいろいろと面倒でしたし、アルテグラと比較すると105のクランクの剛性の低さは実感していたので、春先に中古で6800のコンポセットを入手し、盆休みに組み替える予定にしていたのですが、7月15日に真備の山中の激坂に迷い込んで押しが入った挙句に道を間違うという事件が発生しました。

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この時はANCHORで11-28t装備だったのですが、自分としては割と衝撃的な出来事でサイクリング用にはもうちょっと大きなギアを用意した方がいいのかもな…と考えて、以前に聞いていた14-28t…いわゆるジュニアギアのロー側3枚を11-30tのロー側3枚と交換して14-30tの改造スプロケット構成とすることでしたが、手持ちのリアディレイラーがRD6800SSだったのでトータルキャパシティと対応歯数が問題となりました。

RD6800SSのトータルキャパシティは33tこの数字はチェーンリングとスプロケットの端数の合計となります。50-34t×14-30tの場合だと(50-34)+(30-14)=32なので一見クリアしたように見えますが、仮にスプロケットを11-30tに替えると(50-34)+(30-11)=35でキャパシティオーバーになります。ただし、実際の運用においてはフロントをアウターにかけた状態で、リアのロー側2枚くらいを使わなければ問題は出ないと思います。

RD6800SSの対応端数はトップ側11t/14t、ロー側23t/28tなのでロー側がアウトです。ただし、2t差なのでチェーン長さの調整でクリアできそうな感じでした。

前記のトータルキャパシティと対応端数を踏まえて、ロー側を30tとしてリアディレイラーは手持ちのSSで済ますのか、それともロー側を32t/34tまでターゲットにして、GSのリアディレイラーを買うのかと2週間ほど考えましたが、結論は前者になりました。その大きな理由は見た目…GSのディレイラーはカッコ悪い、スプロケットの大きさは気にしないことに汁…でした。やっぱりロードバイクは見た目重要ですし。

 

方針が決まったので、CS-R8000 11-30tのロー側3枚をパーツで購入し、14-28tのロー側3枚と交換することでCS-R800 14-30tの改造スプロケット誕生です。歯数構成は14-15-16-17-18-19-20-21-24-27-30tとなり、フロント50-34tなのでケイデンス常用域の80rpmで30~35km/hを14-17tでカバーでき、またケイデンスを90rpmまで上げれば14tで40km/hまで対応できるのでサイクリングであれば14~21tまでが1t刻みで繋がりもよく、またロー側3枚は2t飛びとなり明確に21tまでの8枚と印象が変わるのでロー側3枚に入れるとのんびり登るように頭の中も切り替わります。組み替えてから60キロほど走りましたが、想定通りの使いやすいギア構成でした。もちろん練習やレースではギアが足りなくなりますが、そもそもフロント50tなので、練習にもレースにも使いませんけどね。

また「やはり」という感じですが、クランクを105からアルテグラに交換したことで同じ力でより走るようになりました。これはチェーンリングの構造の違いからくるのかなと思います。

 

ちゃんと調整さえできれば14-30tはリアディレイラーRD6800SSでも使えますので、11sの延命手段としてはいいアイデアだと思います。平坦でペースアップしたければ11-28tのロー側3枚を同様にすることで対応できるけど、16t,18tがないのがいまいちですね。

 

なお、この記事に内容は製品規格外の使用方法となるので、あくまで自己責任であることはお忘れなきように。