冬亭夢裏の閑居宮

世界征服の道、いまだ半ば

KOGA A-LIMITED(2017)

KOGA A-LIMITED(2017)

いまごろ、って感じですが、フルアルミのフレームを買いました。KOGA A-LIMITED。年式はおそらく2017年モデルです。中古で2万円ちょっとでした。

以前からアルミのいいフレームに乗りたい気持ちがあり、ずっとヤフオクをチェックしていて、同じKOGAのFULL-PRO SCANDIUMとかを探していたのですが、鈴鹿で試乗したことがあったA-LIMITEDが安く出てきたため反射的に落札しました。

10年乗ったTNI 7005MK2からパーツを移植して写真の状態で8.5kg。ホイールをキシリウムに替えると8.1kgとなります。ほぼ同じパーツで組んでいるANCHOR RS9と比較すると+500gですが、トップチューブ長さが551mmということから考えるとアルミフレームのバイクとしては軽量と言っても差支えはないでしょう。

A-LIMITEDは2014年に発売されており、2015年発売のCAAD12とスペック面ではほぼ同じ(素材、フレーム重量、設計面)といってもいいようなバイクです。知名度は段違いですけどね。

ポジションもパーツもANCHOR RS9とほぼ同じなので比較しやすいのですが、踏み出しが重いとか、ANCHORほど気を抜いて走れないくらいで実のところそれほど大きく違わない感じです。乗り味はKOGAの方が乾いた感じがするのが印象面では一番の違いですね。

 

CS-R8000 14-30t 改造スプロケット

CS-R8000 14-28tのロー側ギア3枚を11-30tのロー側ギア3枚と交換し、14-30t構成(14-15-16-17-18-19-20-21-24-27-30)のスプロケットに改造しました。あわせてCORRATEC R.T.CARBONのコンポを6800アルテグラ(11S)に組み換えしました。

CORRATEC R.T.CARBON(2008)

練習やレースは52-36t×12-25t(6800/11s)のANCHOR RS9で走っています。これとは別に50-34t×12-27t(5700/10s)のCORRATEC R.T.CARBONがあり、こちらは主にサイクリング用として使っていましたが、ANCHORと通勤用のTNi 7005mk2の2台が11sなのに、こいつだけ10sでいろいろと面倒でしたし、アルテグラと比較すると105のクランクの剛性の低さは実感していたので、春先に中古で6800のコンポセットを入手し、盆休みに組み替える予定にしていたのですが、7月15日に真備の山中の激坂に迷い込んで押しが入った挙句に道を間違うという事件が発生しました。

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この時はANCHORで11-28t装備だったのですが、自分としては割と衝撃的な出来事でサイクリング用にはもうちょっと大きなギアを用意した方がいいのかもな…と考えて、以前に聞いていた14-28t…いわゆるジュニアギアのロー側3枚を11-30tのロー側3枚と交換して14-30tの改造スプロケット構成とすることでしたが、手持ちのリアディレイラーがRD6800SSだったのでトータルキャパシティと対応歯数が問題となりました。

RD6800SSのトータルキャパシティは33tこの数字はチェーンリングとスプロケットの端数の合計となります。50-34t×14-30tの場合だと(50-34)+(30-14)=32なので一見クリアしたように見えますが、仮にスプロケットを11-30tに替えると(50-34)+(30-11)=35でキャパシティオーバーになります。ただし、実際の運用においてはフロントをアウターにかけた状態で、リアのロー側2枚くらいを使わなければ問題は出ないと思います。

RD6800SSの対応端数はトップ側11t/14t、ロー側23t/28tなのでロー側がアウトです。ただし、2t差なのでチェーン長さの調整でクリアできそうな感じでした。

前記のトータルキャパシティと対応端数を踏まえて、ロー側を30tとしてリアディレイラーは手持ちのSSで済ますのか、それともロー側を32t/34tまでターゲットにして、GSのリアディレイラーを買うのかと2週間ほど考えましたが、結論は前者になりました。その大きな理由は見た目…GSのディレイラーはカッコ悪い、スプロケットの大きさは気にしないことに汁…でした。やっぱりロードバイクは見た目重要ですし。

 

方針が決まったので、CS-R8000 11-30tのロー側3枚をパーツで購入し、14-28tのロー側3枚と交換することでCS-R800 14-30tの改造スプロケット誕生です。歯数構成は14-15-16-17-18-19-20-21-24-27-30tとなり、フロント50-34tなのでケイデンス常用域の80rpmで30~35km/hを14-17tでカバーでき、またケイデンスを90rpmまで上げれば14tで40km/hまで対応できるのでサイクリングであれば14~21tまでが1t刻みで繋がりもよく、またロー側3枚は2t飛びとなり明確に21tまでの8枚と印象が変わるのでロー側3枚に入れるとのんびり登るように頭の中も切り替わります。組み替えてから60キロほど走りましたが、想定通りの使いやすいギア構成でした。もちろん練習やレースではギアが足りなくなりますが、そもそもフロント50tなので、練習にもレースにも使いませんけどね。

また「やはり」という感じですが、クランクを105からアルテグラに交換したことで同じ力でより走るようになりました。これはチェーンリングの構造の違いからくるのかなと思います。

 

ちゃんと調整さえできれば14-30tはリアディレイラーRD6800SSでも使えますので、11sの延命手段としてはいいアイデアだと思います。平坦でペースアップしたければ11-28tのロー側3枚を同様にすることで対応できるけど、16t,18tがないのがいまいちですね。

 

なお、この記事に内容は製品規格外の使用方法となるので、あくまで自己責任であることはお忘れなきように。

 

CAMPAGNOLO BULLET ULTRA 50

 

ANCHOR RS9 + CAMPAGNOLO BULLET ULTRA 50

 世間様の流れはワイドリム&ディスクブレーキ用ホイールですが、僕のRS9はタイヤ幅は25C&リムブレーキで当面買い替えることもできそうにないので、ホイールを一組新調しました。CAMPAGNOLOのBULLET ULTRA 50(CULT仕様)ですがもう新品は入手できないのでヤフオクで程度がよさそうに見えた中古品を買いました。これで手持ちのホイールは下記の4種類になります。

 

CAMPAGNOLO EURUS(2003)
  1560g / アルミリム / リム高30mm / リム幅=C15。

・ROVAL RAPIDE CLX 40(2013)
  1375g / カーボンクリンチャーリム / リム高40mm / リム幅=C16

・MAVIC KSYLIUM PRO SL(2016)
  1395g / アルミリム / リム高26mm(F)&28mm(R) / リム幅=C15

CAMPAGNOLO BULLET ULTRA 50(年式不明)
  1590g / アルミリム / リム高50mm / リム幅=C15

 

 用途としては平坦向きのリム高さ50mmくらいのホイールを考えていたので、BULLETかMAVIC COSMICあたりで探していたのですG3組がもう一本欲しかったBULLETを選びました。

 7月に購入してサイクリング、練習会、レースで600キロほど使いましたが、充分な剛性のおかげで平坦はもちろん、上り坂でもアウターで踏んでいけるような坂では不利を感じません。また下りのコーナーでも狙ったラインを外さないで走れるので安心感があります。

 いずれはディスクブレーキのロードバイクに乗り換えるとは思うんですが、その時にはRS9のようなレーシングバイクではないと思うので、最後の機材投資としてみれば悔いはありません。

スマートローラー(ELITE DIRETO X)導入

 

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・固定式クラシッククローラー〜ZWIFTレース参戦以前

 固定式ローラーの負荷方式は大きく分けると磁石を利用するマグネット式と油圧を利用するフルード式の2種類になります。
 マグネット式は速度(=ローラーの回転数)と負荷の変動比がほぼ一定(線形近似的)であるのに対して、フルード式は速度の増加に対して負荷の変動が大きい(指数近似的)ことが特徴です。
 この特徴によってフルード式のほうが実走感が高い(速度の増加による空気抵抗の増加(=負荷の増大)の再現性という意味)と言われます。一方、マグネット式は5〜7段階の負荷切り替えスイッチを設けて、負荷の切り替えができるようになっている機種が大半です。他の特徴としては、機構的な違いによって、マグネット式と比較するとフルード式は静粛性にかなり優れています。 

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ミノウラLR540(マグネット式)負荷カーブ

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ELITE QUBO FLUID (フルード式)負荷カーブ

 約20年前にミノウラのマグネット式ローラーを購入し、長く使っていましたが、6年前にエリートのフルード式ローラー(ELITE QUBO FLUID)に買い替えました。ミノウラのローラーがリムドライブだったことと、エリートのローラーの購入と同じ時期にパワーメーター(STAGESPOWER)を導入したこともあって、負荷的に追い込んだ練習ができるようになり、満足度はかなり高いものとなりました。
 5年ほど前にZWIFTを始めた時もフルード式ローラーとパワーメーターの組み合わせでしたが、当時はほぼワークアウトしかしていなかったため、画面上が平地でも上り下りでも関係なく、ただただ指示された出力を出せばいいワークアウトでは、それほどの違和感も感じず不満もあまりありませんでした。ZWIFT内のレースに参戦しはじめるまでは。

・ZWIFTレース参戦

  1年ほど前からZWIFT内で開催されるレースへの参戦をはじめました。
 レースではw/kgでのカテゴリー分けがされていることがほとんどで、欠けている要素や独自の要素(ロケットスタート…)はあるものの、展開は実際のレース同様となることが多く、特に登りでのふるい落としは実際のレースと変わりません。
 この登りでのふるい落としでは僕の参戦していたCクラス(2.5〜3.1w/kg)でも、5.0w/kg以上で1分以上踏まなければならない状況となります。僕の場合、5.0w/kgだと約350wとなるので、52×14で80回転前後で回すことになります(実走で40キロ弱相当)。
 本来の僕の走り方だと平地で80〜85回転、登りで70回転前後で回すこととなり、結構違和感がありました。また、回転数に余裕がないため、登りでのさらなるアタックへの対応ができませんでした。また、僕の環境では早朝・夜間にローラーを回すことが多いため、もう一つの見逃せない問題が出てきました。騒音です。

 ・騒音問題

 郊外の一戸建て住まいなので近所への騒音問題はありませんが、築50年をこえる古い家のため、ローラーの音は他の部屋までたっぷり響きます。
 昨年は春〜秋までは早朝は近所での周回練習をしていましたが、薄暮時は視力の問題があるのため、秋以降は早朝の自転車の練習は控えてランニングをしていましたが、春先に膝を痛めて以降ランニングもできなくなっていました。
 周回練習をしていたときから感じてたのですが、体質的に夜の練習よりも朝の練習のほうが調子がよく、日中も楽なのですが、早朝にローラーを回すことは騒音の面で抵抗がありました。ローラーをする物置部屋の真上の部屋で寝ている奥さんは気にしなくていいと言ってくれていましたが、それでも子供たちのこともあるし、早朝ローラー練に踏み切れないまま、早朝練再開の春を迎えようとしていましたが、春とともに余計なものもやってきました。コロナ禍です。

・スマートローラー導入へ

 新型コロナウィルスによる感染症拡大によって、ロードバイクの実走リスクが自分だけでなく、周囲にも及ぶと考えないといけない状況となってしまいました。このため、近所の住宅地の周回する練習は見送ることとしました。しかし、暦が進むにつれ、そもそも外を走ることに抵抗がある状況となったため、これを機会に早朝練習をするためにスマートローラーの導入を考え始めました
 スマートローラーの価格帯ですが、トップグレードのTACX NEO2Tや、WAHOO KICKER、ELITE DRIVO 2などが17〜20万円弱。ミドルグレードのTACX FLUXX、WAHOO KICKER CORE、ELITE DIRETO Xなどが11〜13万円程度といったところです。。
 予算的にトップグレードには手が出ず、ミドルグレードから選ぶことにしましたが、すでにコロナ禍の影響で一部機種は欠品状態となっており、選択肢としてはELITE DIRETO Xと、その下位機種のSUITOくらいしかありませんでした。価格が10万円を切るSUITOも魅力的だったのですが、SUITOはパワーメーター内臓ではなく、pioneerやstagesなどのパワーメーターの出力データをもとに負荷制御を行う仕組み(パワーメーターリンク)となっているため、3台のロードバイクを使い分けている僕の状況では毎回パワーメーターを付け替える必要があるため、選択からは外れました。
 実質的にDIRETO Xに絞られたものの、ローラーの騒音の確認ができないため躊躇していたのですが、たまたま実機を試す機会があり、フルード式よりも静かなことが確認できたので、DIRETO Xの購入に踏み切りました。なお、24回払いの家庭内ローンです…

・使用感

 この記事を書いている時点で約2週間ほど使用しています。

 まず肝心となる騒音ですが、スマートフォンの騒音測定アプリで計測した結果は、平坦250wくらいの状況で、フルード式ローラーが70〜75db、スマートローラーが68〜72dbと数値としてはそれほど変わらないものでしたが、スマートローラーは高音域の騒音が減少しているため感覚としては随分静かになったように感じます。実際、廊下を挟んだ別室にいた子どもたちも、全然音がしないと言っていました。
 ローラーから床への振動はフルード式と変わらない程度にありますが、我が家は1階でローラー、家人の寝室は2階なので、環境的には問題は発生しませんが、アパートなど階下に住人がいる場合は対策が必要となるでしょう。

 次に走行感ですが、走行負荷のかかり方は実走に近い「かな」といった印象で、フルード式ローラーで感じていたストレスはかなり軽減されました。特に登りを低いケイデンスで登ることができる用になったので、ペースで登るときと、ギアを掛けて登るときのメリハリがつけられるのは大きなメリットだとおもいますし、画面上平坦でも、ずっと3%で登っているような感覚とオサラバできたのはうれしいことです。

 最後に自転車のパワーメーターと、DIRETO Xの出力値の差ですが、僕が使っているSTAGES POWER(左脚のみ測定)とDIRETO X
の出力値を比較すると、10〜15%くらいDIRETO Xが高めの数値が出ています。
 下のグラフは平均3倍で30分走行後の10分間のデータです(3秒平均で加工)。この10分間の平均はSTAGESが208wDIRETO Xが235wで出力比はDIRETO Xが+13.7%でした。傾向としてはパワーが下がる状況で誤差が大きくなり。逆にパワーが上がる状況では誤差は小さいかSTAGESの数値が大きくなっています。
 データ自体は約50分とっていますが、その期間の平均誤差が15%だったので、僕の環境では10~15%DIRETO XがSTAGES比で高い値を出すと思っていいようです。

 

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・最後に

 スマートローラー、高価な機材ですが、天候に左右されず屋内で効果的なトレーニングができるので余裕があれば持っておきたい機材だと思いますし、買って後悔はしていません。ただホイールのように余裕で10年使うことができるようには思えないのがちょっと不安です。

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ZWIFTについて私が知っている二、三の事柄:2020

2015年12月に当時のZWIFTについての記事を書きました。

saida1971.hatenablog.com

 あの頃、コースはWATOPIAしかなく、ログイン人数も3桁程度で、コース上には自分以外、青く透き通るゴーストサイクリストしかいないことも珍しくありませんでした。今年の初め頃にはログイン人数は常時4桁、コロナ禍以降は2万人を超えていることも珍しくなく、まわりでも新たに始める人が増えたので、いま時点でZWIFTを始めるための情報をまとめてみます。

 

・トレーナー(ローラー)

 ZWIFTではローラーでなく、トレーナーと呼ぶことが多いのでこの記事でもトレーナーと呼ぶことにしますが、ZWIFTで使うトレーナーとセンサーの組み合わせは大雑把にわけると3種類になります。

 

①クラシックトレーナー+速度センサー

 昔ながらの”スマートでない”トレーナーと速度センサーの組み合わせ。
 この場合、速度センサーで読み取った速度とトレーナー固有の負荷データ(パワーカーブ)で仮想パワー値を計算します。例としてミノウラのFG540の負荷データをリンクしますが、タイヤの空気圧の違いなどで必ずしもデータ通りとならないため、この組み合わせのパワーをZWIFTでは「zPOWER」として、実測のパワー値とは区別して扱います。走行画面のw/kg表示の横にカミナリマークが付いていないプレイヤーがzPOWERのプレイヤーです。
 なお、各社の主要なクラシックトレーナーはZWIFTで負荷データを持っています。アプリ起動時に速度センサーを選択し、タイヤサイズを設定したあとでクラシックトレーナーの選択画面が表示されます。下に主要各社のクラシックトレーナーの選択画面をキャプチャした画像を貼り付けておきます(クリックで拡大されます)

ELITE / ELITE

TACX / TACX

MINOURA / MINOURA

CycleOPS / CycleOPS

GIANT / GROWTAC / GIANT & GROWTAC



②クラシックトレーナー+パワーメーター

 ”スマートでない”トレーナーとパワーメーターの組み合わせです。
 この組み合わせの場合はパワーメーターからのデータを利用するため、実測のパワー値となりますが、コース上では激坂なのに出力を上げるために重いギアをガンガン回さなければならないなど、見ている分には笑えるけど、やってる分には必死な状況がちょくちょく発生します。
 トレーナーの種類にもよりますが、①〜③のなかではこの組み合わせが一番ツラい組み合わせなんじゃないでしょうか。

 

③スマートトレーナー
 なにも申し上げることはございません。
 実走との兼ね合いはあるものの、実測パワー値を使いたいけど、パワーメーターを持ってない人はパワーメーターからそろえるのではなく、スマートトレーナーを先に…というのもアリではないかとおもいます(そのうちパワーメーターも買うでしょうし)。

 

 ZWIFTでなにがしたいか、どう楽しみたいかで満足度は変わると思いますが、エクササイズやサイクリングレベルであれば、①の組み合わせ。シリアスなトレーニングがしたいのであれば、②の組み合わせ。ZWIFT内のレースでの勝ち負けを求めるのであれば、③の組み合わせかな、と思います。もちろん予算が許せば、いきなりスマートトレーナーもアリだと思います。はまってしまえば、そのうちスマートトレーナーにたどり着くとは思いますが。
 なお、僕は②の組み合わせ…STAGES POWER+ELITE QUBO POWER FLUID…です。トレーニングをする分には充分ですが、フルード式のトレーナーだということもあり、ZWIFT上では平地を走っていてもずっと2,3%の登りを走っているような苦しさが続きます…

  

・アプリの動作環境

 現状、アプリが動作するのはwindows pc / mac / ipad / android機 / apple TVです。それぞれの推奨環境などの情報はこちら。僕はwindows pcを使っているので、ここではwindows pcについて説明します。

 対応しているwindowsのバージョンは7以降。ただし64bit版のみの対応です。推奨でcore i5。最低でもcore 2 Duo以上となっていますが、内蔵グラフィックがHD4000以降ならceleronでも動作はしますので、2014年以降発売のpcなら動作する可能性が高いと思います。ただし、画面解像度の調整は必要。また極度の混雑時…同時スタートが500名を超えるとか…は紙芝居状態になる覚悟は必要です。

 ちなみに僕はceleron N2930/内蔵メモリ4GBのPCをつかっています。グラフィック設定は低にしているので、極度の混雑時を除けば問題なくプレイできます。
 ZWIFT自体、グラフィックはお世辞にも今の基準では高画質とは言えないゲームですし、ハァハァもがいているときに「美しいテクスチャーだ」なんて思っていられないので、好みにもよりますが、解像度は妥協できるところではないかと思います。
 なお、性能の低いPCを使う上での不安要素として、昨年途中のバージョンアップでHD4000以前の内蔵グラフィックでは動作できなくなったことは書き添えておきます。

 

・接続方法

 センサー、トレーナー側とアプリ動作側がそれぞれどちらに対応しているかという問題はありますが、ANT+、Bluetoothどちらでも接続できる環境ならANT+のほうがトラブルは少ない印象です。
 ANT+を選ぶならアプリ動作側にドングルが必要になることが大半だと思いますが、いまならAMAZONあたりで「ANT+ ドングル」で検索して適当なものを買えばいいんじゃないでしょうか。またANT+の電波強度はあまり強くないので、USBの延長ケーブル(できれば電磁波シールド加工されているもの)を用意しておくといいでしょう。

 

・僕の環境

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  最後に僕の環境について…
 celeron N2930搭載のwindows pc(ZOTAC ZBOX CI320)に21.5インチのディスプレイ+8インチのサブディスプレイ。PCとの接続はANT+です。最近、discord用にwebcamを追加しましたが、まだ使ってことはありません。サドルに跨った状態からマウスは使いにくいのでタッチパッドを使っています。
 ここには写っていませんが、プレイ中にはBluetoothのヘッドフォンで音楽を聴いていることが多いです。また、ディスプレイ裏が補給食置き場なので長時間のプレイでも安心です。
 なお、冷房設備はありません。

 

第8回灘崎クリテリウム

 3月29日、なださきレークサイドパークで開催された第8回灘崎クリテリウムに参加してきました。記録によると2年ぶり5回目ですね。

 いつものように吉野家で朝食(今日は牛鍋焼き定食)をすませ、7時過ぎに現地に到着。顔見知りに挨拶をしていると前日の雨でシケインが水没しているらしいとのこと。最終コーナーも1/4ほどが水たまりに覆われているので、防潮堤を歩いてコースを視察に行ってみると、シケインと最終コーナーを除いてはところどころに水たまりはあるものの、気温の上昇に伴い路面は乾いてくと思われるので、試走はキャンセルし、ダラダラと過ごして、予選直前にやっと準備を始めた。

 

・予選

 予選は4組。実質10分ほどなのでこれが試走がわり。コース状況の確認と2,3回活を入れて終了。タイムは1'24.772。78位/94人で予定通りのC準決勝。

 

・C準決勝

 出走は30人。ほぼ最後尾からのスタート。
 今年になってから集団走行をしていないのでリハビリ…のつもりだったのだけど、気がつくと一人旅。12周のうち、ほぼ半分くらいを単独、あるいは小集団の先頭を引いていた感じでした。13位/30人。

 

・C決勝

 スタートは狙ったわけでもないのに最前列。感染防止対策でスタート前の隊列は前後1.5mくらいの間隔をとっていたので、スタートの合図で一気にペースを上げることは控えていたら、一人逃げた。見る感じほっといても2,3周で吸収されそうなので放置しているつもりだったが、2周目のホームストレートで追走する動きが出たので、中段に下がってしばらくは中切れしないことに気を付けて、周りの選手を観察して要注意マークを何人かにつける(逃げは4周目くらいに吸収された模様)。

 1回目のスプリントポイント(7周目)は見送ったものの、ほかの選手のペースが落ちたため、突出してしまいスプリント賞をとって後続を待っていた選手にバックストレートで追いつき、先頭を引く形に。ずっと集団に埋もれて過ごすのも面白くないので、最終コーナーをゆっくりと回り、立ち上がりでペースアップして、リストラ的な動きをしたものの、見事に空振り。後で聞くと非常に不評だったようで…。それからしばらくはペースも安定し、アタックをするような動きもないまま、周回を重ねます。

 動きがあったのは2回目のスプリントポイント(14周目)。前の周のバックストレートから前に出る動きが目立ち始めたため、ホームストレートで前の動きがみえる6,7番手まで上げました(スプリントポイントを取るつもりはない)。ちなみにこの時点で要注意マークを付けた3選手はすべて前方で展開していました。

 スプリントポイント後、一人の選手が抜け出ていました。ちょっとの間は吸収されるか?とおもっていたのですが、逆に後続との差が開く形となり、残り1周の時点でほぼその選手の優勝で決まったと感じてしまいました。

 最終周のバックストレート、4番手走行中、このまま2着は集団スプリントかのぉ…と考えていたところにバビュ~んと左側を足立レーシングの藤田さんがアタック。やられた、とおもっても気が付いた時にはけっこうな距離がついていたので、そのまま4,5人の集団で最終コーナーへ。ホームストレート立ち上がった時点で6位。1人抜いて5位まで上がったものの、4位の選手まではちょっと距離があったので、ここまでだなとおもっていたところ、4位の選手が足を止めたので、踏みなおし、ゴール直前でかわして0.002秒差で4位でした。まぁ4位でも5位でも着外は一緒ですが。

  今年になってから通勤を除けば相生まで珈琲を飲みに行っただけだった割にはちゃんと乗れたのが意外でした。レース中も落ち着いて周りを見ることができていたし。

 しかし、2年前も4位だったよな(笑)

 


2020/03/29 第8回灘崎クリテリウムC決勝

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第10回みとよサイクルロードレース宝山湖-ミドルA

 

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 10月26日、香川県三豊市で開催された第10回みとよサイクルロードレース宝山湖に参加してきました。カテゴリーは4周のミドルA、今回が初めての参加です。以下、備忘録的に…

 当日は5時に起床、5時20分に出発。早島近くで朝食と買い出しを済ませて早島IC〜坂出北IC間を瀬戸中央道で移動。R438〜R377で現地へ。到着は7時20分頃。独特な駐車場のため、車を止めるのに時間がかかりましたが、受付と用意を済ませて8時過ぎから試走。

 事前に見た動画ではコースの左側スタートのほうが良さそうに思えたのでそれを検証するため、1周ずつコース左右を走ってみましたが、周回が反時計回り基調ということもありやはりコース左側からスタートしたほうが良さそうでした。唯一、裏の坂の斜度のきついあたりに木の根がアスファルトを持ち上げて凸凹しているところがありましたが、そこで密集しているのは1周目だけと思われたので、気にしないことにしました。

  8時40分からの開会式にも参加しましたが、周りを見てみると当たり前ながら香川の地元チームが多い。特に中国地方のレースでたまに見かけるサイクルショップシナノさんは大勢いましたね。季節的にも1年の締めくくりのレース的な位置づけなのでしょう。

 今回で10回目のこの大会ですが、第1回から来ているという三豊市長の言葉を借りるとその時からは想像もできない賑わいだそうで、今回は120インチのオーロラビジョンが導入され、テレビカメラに加えてドローンからの映像も使ったレース実況が行われていました。その実況はおなじみのDJがらぱ。またレースの先導などは例年マトリックスパワータグの選手が参加しており、今年はスペイン出身、2005年ツール・ド・フランス総合4位のマンセボ選手とおとなり広島県出身の小森選手。さらに地元香川出身でショップ(CICLO VITA)店長の顔も持つ真鍋選手の3人でした。

 岡山の知り合いの名前がスタートリストにあったので2周のクラスのスタートを見に行きましたが、どうもDNSだったようで姿は見当たらず。ただスタートと同時に次のレースの参加者がわらわらと自転車を並べ始めたのを見て、自分のレースの前のクラスのスタートのときには招集地点近くで待っていないといけないことを認識したので、そそくさと駐車場に戻ってローラーでアップすることにしました。

 ミノウラのハイブリッドローラー(FG220)で、10分アップ、20秒モガキ40秒レストを3セット、10分ダウンの25分弱で心拍をあげて体を温めてから会場へ。前のレースのスタート5分前くらいから招集エリア近くで待機し、スタートと同時に自転車を置きましたが、後方から入ったため3列目となりました(6〜7人/列)。場所的にはまぁこんなもんかなって感じでしたが、レーススタートまで約30分あり、太陽が隠れたこともあって先程温まった体がすっかり冷えてしまったのには閉口しましたが、このレース、1周目途中まではマトリックスの選手が先導し、また湖畔の道と裏の坂の道幅が狭いためこの区間で前に出ることが難しいため、スタートの位置がかなり重要なのです。

 10時45分、4周のミドルAスタートです。湖畔の道は無理に前にでず、20番手くらいで走り、裏の登りも無難にこなしましたが、そこで終了。以後はズルズルと順位を下げ、最終周は後ろから追ってきた若者にまくられ30位でゴールでした。余談ですが、若者のバイクは僕と同じRS9で、カラーも同じエッジゴールド(カラーオーダー)でした。RS6でも同じカラーのバイクも見かけたので、もはや人気色と言っていいでしょう。

 


2019/10/26 第10回みとよサイクルロード宝山湖大会ミドルA(4周)
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 レース終了後、他のカテゴリーを観戦した後、自転車で5分ほどのところにあるうどん店「孫心(まごころ)」へ行き、レースを終えた面々とうどんを食べました。行ったのが2時頃だったので、香川のうどん店的には危険な時間帯…客足が引いたあと、茹でてから時間が立ちすぎたうどん(うどんの死体)を出す店がある…だったのですが、このお店はそんなことなく、コシのある良いうどんが出てきました。今回はぶっかけを頼んだのですが、ざるを頼めばよかったと少し後悔。ちなみに会場でもうどんは売っていて、参加者は1杯無料です。

 会場に戻り、尾崎さんに野次声援をとばしながら最後までレースを観戦し、抽選会でサドルをゲットして帰宅しましたが、会場の雰囲気もよく、観戦していても楽しい。近くにあるうどん屋にも未練があるので、来年も都合がついたら参加しようと思います。