冬亭夢裏の閑居宮

世界征服の道、いまだ半ば

ボディージオメトリーフィット(BG fit)を受けました

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ロードバイクに乗り始めて14年。いままで誰かにポジションを見てもらったことがなかったのですが、10数年ぶりに具体的な目標ができたのでなかやまでBG fitを受けてみることにしました。フィッターは山本さん。
このタイミングを選んだのは…
1.4月までレースがない
2.新機材が届くのが3月以降
3.現状の機材と新機材のジオメトリーがかなり近い
⇒ポジションが変わっても春までにしっかり乗り込み、準備万端で乗り換えができるだろうというのが理由です。

BG fitは受ける前に現況や目標などをインタビューシートで答える必要があります。僕の場合はこのような内容のものになりました。

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文中に書いちゃってますが、来年、2018年にツールド沖縄、100キロに参加するのが10数年ぶりの具体的な目標です。13年前の2003年に80キロに参加して2時間41分(47位/完走147人)で完走しているのですが、15年ぶりに20キロ延びた距離を完走できる自信はないので、レースまでの2年弱の期間で万全な準備をする第一歩として一度、客観的な視点でポジションを見直してみようと思ったがBG fitを受けようと思ったきっかけです。

予約日の1月13日は金曜日、職場からおなじみの私のワークホース、黒いアルミの安バイク、TNi7005mkⅡでなかやまに向かいます。通勤用の防寒着からジャージ、レーパンに着替えて19時前にBG fit開始です。
まずは身体の状態のチェックからです。測定項目は多く、覚えているだけでも坐骨幅の測定、足の内反外反、土踏まずの高さ、足首の柔軟性、膝、股関節、腰、肩、首の柔軟性、前屈の深さ、左右の脚の長さ測定、骨盤の傾きの測定などなどがあり、このチェックだけでおよそ1時間程度かかったかと思います。
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身体測定の後は現在の自転車のポジションを記録したうえで、固定ローラーを利用してのポジション出しとなります。まずは現状のポジションでペダリングをして状態をチェックします。BG fitでは左右それぞれの下支点での膝角度が20~40度の範囲になるようにポジションを調整するのですが、僕の場合は現状でど真ん中の30度でした。ただし、サドルがちょっと後ろよりでは?との見方があり、クリート位置の調整後にクランク先端と膝蓋骨の前面がそろうようにサドルを1cmほど前に出して再びペダリングをしてみたところ、現状のポジションよりも踏み込んだ時のパワーの乗りがいいように感じた。高回転でどうかが気になったので110回転くらいでしばらく回してみても現状と遜色ないように感じました。実はその場では言わなかったことですが、ここ数年、思うところあって後ろよりのサドルセッティングに変えていたので、前よりに…といわれた時にはやはりそうか、と思いました。

さて次はハンドル位置ですが、現状で使っているのは110mmのステム。RITULの可変ステムを使い90~130mmの範囲で動かして試してみたが、110mmだとちょっと詰まった感があり、130mmだとメガネで走るときにちょっと辛くなるような予感があったのでサドルを前に出した分だけ伸ばして120mmのステムに変更することに。

最後はシューズの調整。すでに最初期のBGフットベットに内反シムを入れて使用していたので、フットベットを更新してBG fit終了。トータルで約3時間でした。

BG fit前後で比較してポジションの変化は…
サドル高:746mm⇒744mm
サドル先端クランク軸距離:-66mm⇒58mm
リーチ:555⇒554mm
ハンドル落差:-97mm⇒-92mm
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よく身体が硬いといわれるのですが、自分で想像していたほどには自転車に乗るうえで支障が出るほどの身体の問題がなく、たまたま現状のポジションもわりといいとこ出ていたようで、よく聞くように劇的にポジションが変わることはありませんでしたが、それでも翌週の月、火とローラーを1時間ほど回したところ、BG fit中のパワーの乗りの良さと同様の印象だったので、しばらくこのポジションで乗り込んで調子を見たいと思います。

自分の身体の状態を明らかにしたうえで、スペシャライズドの提示するスキームを個人の嗜好(ここ重要)や目標で味付けして料理するという手法は間違ってはいないという印象でした。僕は14年目でしたが、2台目を買う前後くらいで受けてみるのがベストなのかもな~というのが5台目を買う時に受けた僕の感想です。

なお、終了後にフィットレポートが送られてきます。このブログに掲載しているのはそのレポートからの抜粋です。
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